現在の物流の主流はトラックなどの貨物自動車が占めています。なぜこのようなことになったのかと言うと、一昔前までは町の中心は列車や船などでしたが、これらの輸送手段はある決まった場所と間を結ぶことしかできませんでした。具体的には駅と駅や港と港というようなものです。それに対し貨物自動車は、送り元から送り先へ直接荷物を届けることが可能です。
また荷物を送るスケジュールについても、列車や船などはその他にも大量の貨物を運びますので、個別のスケジュールについて対応することは出来ませんでした。貨物自動車の場合には、より輸送単位が小さくなりますので個別の要件への対応が容易です。また、冷蔵品や冷凍品などの特殊な設備が必要なものも他にもとから送り先に直接届けることによって、条件を壊さずに運ぶことが可能となっています。このようなことから、トラックなどの輸送機関は現在の物流の中心となったわけです。
したがって、大量の貨物自動車が購入され使用することになってきました。その結果、ある期間経た後に大量の中古車が出ることになるわけです。運送会社の立場からは、資金回収の意味合いからも売却する車については高価に買取ってもらいたいと思うのが自然なことです。そのようなことから、中古車販売の際についてはいくつかの注意事項があります。
まず気をつけなければならないことは、中古車買取業者を選定する際に、トラックなどの貨物自動車を専門として取り扱うところ選択するべきです。他の乗用車なども取り扱う中古買取業者では、貨物自動車の価値を十分に分かることができず買取価格が安くなってしまう可能性があります。